ぼくの「剱岳 点の記」―壮大な自然と挑戦者たち
No.23 剱岳 点の記 ★★★★☆
監督:木村大作
脚本:木村大作/菊池淳夫/宮村敏正
音楽:池辺晋一郎
出演:浅野忠信/香川照之/松田龍平/仲村トオル/夏八木薫/役所広司
公開:2009年6月20日
上映時間:139分
あらすじ
明治三十九年―日露戦争に勝利した頃、陸軍測量部は日本地図を完成させるため、最後の空白地帯である剱岳の調査を計画する。剱岳は急峻で険しい山であり、地元の信仰では死の山とまで呼ばれていた。この前人未到の山へ挑戦することになったのは測量官・柴崎芳太郎(浅野)である。陸軍のメンツをかけて、同じく剱岳に挑もうとする日本山岳会・小島烏水(仲村)らに負けてはならない。柴崎は案内役・宇治長次郎(香川)とともに山へ向かう。・・・それぞれが様々な思いを抱きながら、ただ一点の頂上を目指して彼らは挑む。
続きを読むぼくの「道場破り」―もうひとつの『雨あがる』
ぼくの「マイティジャック② K52を奪還せよ」
いやぁ、マイティジャックは面白いお話だったぞ!秘密結社Qの今回の狙いは日本の偉い地球物理学者が発見した金属K52を手に入れること。そして、今回もQの目的の根本が本編で語られることなく物語は進む。
実はニコニコ動画でOPの動画を鑑賞していたら、「11人がそろうことはもうありません」という不思議なコメントが流れていた。いやいや、それじゃ「ジャック」じゃないじゃん。だいたいMJ号を動かすのに11人でも少ない気がするのに、それより減るわけ・・・
減ってました。
第1話でカッコよく当隊長を助け出した天田副長の姿は何処へ!?それから天本英世さん演じる村上隊員なんかも居ねえし・・・。そうか、11人いなくてもMJ号は大丈夫なのか・・・。
突っ込みどころはまだあるのである!まず、「K52を奪還せよ」というサブタイトルからしておかしい。
K52はまだ海底で埋まっており、誰が採ったも、奪ったも無いのである。
物語の核となるのは、そのK52の採掘方法と生産方法であった。しかも、拉致された博士はそれらに関する情報を紙ベースで持っているわけではなく、記憶しているだけである。奪還もへったくれもない。そして、罠として現れるのは前回に引き続きガスの出る部屋である。Qは部屋で小細工するのが好きなんかね。
しかし、今回は前回よりもスパイ要素が多く、物語も楽しめた。MJ号の活躍はほぼラストだけであるが、もしかして毎回MJ号は敵のアジトを爆撃するためだけに登場するの?なんだかなぁ・・・。
僕としては博士の娘はQのスパイだと思っていた。見事に大外れ。なんだよ、少しひねてもいいじゃあないか!
鑑賞:2013年6月15日
文責:苺畑二十郎 2013年6月19日